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経済なんでも研究会
サンデー実験室 = 孫に聞かせる経済の話
2008-01-20-Sun  CATEGORY: 政治・経済
第8章 円高・円安って、なんだろう? ⑧

これまでの説明では、みなさんが判りやすいように「1ドル=100円だった円の相場が、もし200円になると」というような例をあげてきました。でも、じっさいには円の価値が、短い期間でこんなに大きく変動することはありません。たとえば、昨年の動きを調べてみましょう。

07年末の円相場は、1ドル=113円10銭でした。06年末に比べると、5円80銭の上昇です。つまり1年間を通してみると、円の対ドル相場はわずかしか変動しなかったことになります。しかし6月には124円14銭の安値、また11月には107円22銭の高値を付けました。そういう意味では、昨年の円相場は107円から124円の間で動いたと言うことができます。

もう1つ。これまでは円高や円安のことを、だいたい円のドルに対する価値で説明してきました。日本とアメリカは、経済的にとても近い関係にあります。ですから円相場と言うと、円のドルに対する価値を指す場合も多いのです。しかし日本はアメリカ以外の多くの国とも、貿易や投資など経済的な関係を持っていますね。ですから外国為替市場では、これら多くの国の通貨も売買されて、いつも相場が動いています。

たとえば昨年末のユーロに対する円相場は、1ユーロ=166円でした。ユーロというのは、フランスやドイツ、イタリアなどヨーロッパ大陸の13か国が使っている通貨のことです。ほかにもイギリスのポンド、中国の元、オーストラリアのドルなど、たくさんの通貨に対する円相場があるわけです。そして日本の円はここ数年、これらアメリカ・ドル以外の通貨に対しては、だいたい円安の方向をたどってきました。

                                (続きは来週日曜日)

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