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経済なんでも研究会
想像を絶する 急降下 : 中国経済 (下)
2020-03-04-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 不良債権と失業の増大が怖ろしい = 中国政府と人民銀行は、景気対策を次々と打ち出している。政策金利や預金準備率を引き下げたり、企業の社会保険料支払いを免除したり。しかしリーマン・ショック後に実施したような巨額の財政支出は、見送っている。これは実際にインフラ工事を行う地方政府の借金が50兆元にも迫り、限界に達しているからだ。これ以上に債務が増えると、財政が破たんする地方政府が続出することは目に見えている。

地方政府だけではない。国有企業や民間企業も借金づけになっており、すでに債務不履行に陥った企業も少なくない。民間企業の債務不履行額は、昨年1600億元に達した。それでも金融機関は倒産を防ぐために、貸し出しを続けるケースが多い。その結果、金融機関の不良債権は7兆元にものぼると推定されている。仮に景気がV字型に下降すれば、金融機関の経営が行き詰まり、信用不安が発生する危険さえ孕んでいる。

景気が悪化すれば、失業者は増える。中国では全国的な失業状態の調査が実施されておらず、主要都市での推計だけが発表されている。しかも出稼ぎで大都市に流入してきた農民は、カウントされないことが多い。その結果、現状の失業率は3-5%台となっている。だがGDP成長率が急激に低下すれば、失業率は上昇するに違いない。失業者が増えれば、政府に対する国民の不満は強くなる。この点は、社会主義国でも同様だ。

まずアメリカとの経済摩擦。加えてコロナ肺炎。その結果、成長率がV字型に低下すれば、金融機関の経営破たんで信用不安が起きるかもしれない。失業者が急増すれば、国民の不満が爆発しかねない。政府と中央銀行が、この危機をうまく乗り越えられるかどうか。習近平政権にとっては、文字通りの正念場を迎えている。

       ≪3日の日経平均 = 下げ -261.35円≫

       ≪4日の日経平均は? 予想 = 下げ


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