FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 原油のABC (9)
2008-01-26-Sat  CATEGORY: 政治・経済
9)その使われ方 = 日本が消費しているエネルギー全体に占める石油の割合は、石油ショックの1973年(昭和48年)が最大で、77%にも達していた。その後、この割合はしだいに低下しているが、それでもまだエネルギー消費の半分は石油。05年度で49.7%となっている。したがって他のエネルギー源である石炭、天然ガス、原子力などと比べても、その重要度は圧倒的に高い。

原油の用途は、エネルギーだけでなく化学製品の原料にもなる。このうち石油エネルギーは動力用と発熱用でほぼ半々。05年度の統計でみると、ガソリン・重油・軽油・ジェット燃料などの動力用は原油使用の39%。灯油・重油・LPガスなどの発熱用は40%だった。残りは化学製品の原料。合成ゴム・化学繊維・プラスチックなどの製造用に20%が使用された。

使用状況を04年度の統計で部門別にみると、運輸部門が最大で全体の36%を使っている。その大部分が自動車だ。次いで家庭・店舗・オフィスの民生部門が17%、製造工業部門は意外に少なくて14%。発電部門は11%、建設3%、農林・水産2%など。このうち自動車はガソリン、発電や工業では重油、また民生用では灯油が最も多く使われている。

これだけ広い範囲で使われている物質は、ほかには見当たらない。それだけに、仮に原油が使えなくなったとしたら、現在の経済・社会体制は維持できない。価格の高騰が、経済・社会のあらゆる面に大きな影響を及ぼすことも免れない。半面、石油の燃焼は大気中に多量の二酸化炭素、窒素酸化物、硫黄酸化物を放出する。地球の温暖化を食い止めるためには、原油の消費を抑制しなければならない。

                               (続きは来週サタデー)

    ≪25日の日経平均 = 上げ +536.38円≫

    【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】

    Please click here ⇒ 人気ブログランキングへ


ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.