FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
インフレなの? デフレなの? (中)
2008-01-30-Wed  CATEGORY: 政治・経済
☆反・常識的な説明 ①-- 消費者物価の12月の上昇について、きのうは常識的な説明をまとめてみた。きょうとあすは、その常識的な説明を完全に粉砕する反・常識的な説明を書き出してみよう。まず第1点は、大田弘子・経済財政担当大臣の「デフレ脱却に向けて歩み出したとは言えない」というコメントに関する大いなる疑問。

12月の物価が0.8%の上昇になったからといって、即インフレと言うつもりはない。だが物価上昇がもっと進行して3-5%上昇ということになれば、インフレである。仮にそのときエネルギーと食料品を除いた指数が、まだ下降の状態にあったらどうだろう。大田大臣の認識からすれば、まだデフレからの脱却はない。だが物価全体からみれば、明らかにインフレだ。

インフレというのは「物価が持続的に上昇する状態」。デフレというのは「物価が持続的に下落する状態」を指す。この定義に異論はないだろう。つまりインフレとデフレは方向が違う概念であり、共存することは不可能だ。したがってインフレでもあり、デフレでもある状態は存在しない。しかし大田大臣の考え方によれば、こういう状態が存在することになってしまう。

大田大臣は、デフレの意味を誤解している。デフレを不況という意味に誤用している。不況のときには需要が不足して、デフレになりやすい。しかしデフレは物価の下落を意味するだけで、不況の同義語ではない。大田大臣は「原油などの高騰が原因で物価全体は上昇したが、需給関係からみるとまだ需要不足の状態から脱していない」と説明すべきだった。物価は上がるが、需要は不足。つまり日本経済は、スタグフレーション型に近づいたと説明してもよかった。

                                 (続きは明日)

    ≪29日の日経平均 = 上げ +390.95円≫

    ≪30日の日経平均は? 予想 = 上げ

    Please click here ⇒ 人気ブログランキングへ
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.