FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
中小企業と家計に シワ寄せが
2008-02-01-Fri  CATEGORY: 政治・経済
原油や穀物価格の高騰が、企業の段階にはかなり波及してきた。日銀が集計した2つの調査で、その波及のぐあいがよく判る。企業段階での物価がここまで上昇してくると、次は中小企業と家計への転嫁がいっそう強まるだろう。ところが中小企業も家計も転嫁する先がないから、シワ寄せを受ければ防衛するしかない。景気にとっては、大きなマイナス要因になる。

日銀の発表によると、12月の国内企業物価は前年比2.6%の上昇となった。46か月連続の上昇で、上げ幅は拡大する傾向をみせている。07年の企業物価も1.8%の上昇だった。企業物価というのは、製品の出荷や卸売りの段階で企業同士がやりとりする物価。07年でみると、非鉄金属、鉄鋼、石油・石炭製品の値上がりが目立っている。

同じく日銀の発表によると、12月の企業向けサービス価格は前年比1.4%の上昇だった。07年では1.2%の上昇。97年に消費税が上がって以来10年ぶりの上昇である。企業物価がモノを対象にした調査であるのに対して、こちらはサービスの価格が対象。貨物用船料やオフィス賃料、派遣人件費などの上昇が目立っている。

企業物価は4年近くも上がり続け、上げ幅を拡大する傾向。一方のサービス価格は半年ほど前から、はっきり上昇し始めた。原材料価格の高騰が、企業の段階では幅広く転嫁されてきたことを物語っている。この値上げは中小企業にも波及するが、多くの中小企業は転嫁がむずかしい。また製品の値上げという形で消費者にも転嫁されるが、消費者は転嫁する先がない。結局は買い控えで防衛するから、景気にとってはマイナス。こうした情勢に対して、政治からの反応は皆無に近い。

    ≪31日の日経平均 = 上げ +247.44円≫

    ≪1日の日経平均は? 予想 = 上げ

    Please click here ⇒ 人気ブログランキングへ
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.