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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 原油のABC (10)
2008-02-02-Sat  CATEGORY: 政治・経済
10)脱・石油 = 原油価格は1バレル=100ドル時代に突入した。第3次石油ショックと言ってもいい。物価もじわじわと上がってきた。だが日本の経済・社会に、第1次あるいは第2次ショック時のような混乱は見られない。これは当時の学習効果として、省エネルギーと脱・石油の努力を重ねてきたことが、大いに効果をあげている。加えて円高が進行したことも、見逃せない。

まず省エネルギーの進みぐあいを、エネルギー消費原単位でみてみよう。エネルギー消費原単位というのは、ある量の製品を作るのに電力や熱などのエネルギーがどのくらい必要かを計算したもの。資源エネルギー庁によると、第1次石油ショック時の1973年には1円の実質GDP(国内総生産)を産出するのに、原油換算で1.62グラムのエネルギーが必要だった。それが05年には1.05グラムに減少。エネルギー効率は、約3分の1向上したことになる。

次はエネルギーの石油依存度。戦争直後は2-3%だったが、経済成長とともに増大。1960年(昭和35年)には38%、石油ショックの73年には77%に達していた。その後は天然ガス、原子力、石炭などエネルギー源を多様化して脱・石油に努めた結果、05年には49.7%まで依存度を低下させている。

最後は円高の恩恵。第1次ショック後の74年度は1ドル=293円、原油の輸入価格は1キロ・リットル当たり平均2万1203円だった。第2次ショック後の81年度は226円で、平均輸入価格は5万2466円。それが05年度では、円レートが113円、輸入価格は3万9580円となっている。内閣府の試算によると、原油の輸入価格が10%上昇したときのGDP引き下げ効果は、73年の0.27%から05年には0.05%にまで低下したという。

                               (続きは来週サタデー)

    ≪1日の日経平均 = 下げ -95.31円≫

    【今週の日経平均予想 = 2勝3敗】

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