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経済なんでも研究会
大阪都構想の挫折 2つの敗因
2020-11-03-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 二重行政の弊害を実感できず = 大阪都構想は1日の住民投票で、5年前と全く同様に僅差で否決された。前回は敗北の責任をとって、橋下府知事が政界を引退。今回も松井市長が引退を表明した。多くの人が既視感にとらわれたに違いない。反対の最大の理由は、大阪人の大阪市に対する愛着だった。だが周到な準備をしてきたにもかかわらず、その愛着を説得できなかったのはなぜか。その大きな理由は2つある。

その1つは、ともに維新の会の松井市長と吉村府知事がタッグを組んだこと。一心同体の関係だから、大阪府と大阪市の間に波風が立つことは全くなかった。だから二重行政の欠陥を是正するための都構想だと説明しても、選挙民には実感が湧かなかったに違いない。皮肉にも都構想を推進した両氏の良好な関係が、市民の理解を阻害する結果となった。

もう1つは、都構想というネーミング。東京23区のような行政組織にしたいという発想から、橋下前知事が名付けたようだ。しかし大阪人は、東京の後塵を拝することを極端に嫌がる。なにお今さら「東京の真似をする必要があるのか」といった批判が強かった。仮に“大阪特別区構想”だったら、僅差で勝っていたかもしれない。

維新の会は「再び都構想を提案することはない」と明言している。したがって、大阪市が消滅する可能性はなくなった。しかし将来、府知事と市長が異なった政党から選出される可能性は否定できない。そのときは、議論が再燃するのだろうか。とにかく大阪人の多くが、今回の結果に安心しただろう。だが失ったものも大きい。闘志あふれる2人の大阪人政治家を失ったことである。

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