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経済なんでも研究会
敵は“物価上昇”にあり : 株式市場 (上)
2021-02-18-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 新型バブルの致命的な弱点 = ダウ平均は3万1000ドルを超えて、史上最高値を更新中。日経平均も3万円の大台に乗せて、なお上昇力を失わない。多くの投資家は「バブルの再来だ」と感じ始めている。だから株価はいったん大幅な反落に見舞われるかもしれない。しかし株価が下がれば、安値拾いの投資家がどっと現われ、株価はすぐに回復するに違いない。つまり、このバブルはなかなか破れない“新型”なのである。

バブルの皮が厚く丈夫になったのは、異常なカネ余りのせいだ。原油や金などの商品市場では規模が小さすぎて資金を消化し切れないから、あり余るカネはどうしても株式市場に流れ込む。だからバブルは破れにくくなった。しかし耐久力を増したこの新型バブルにも、弱点はある。1つは金利の上昇、もう1つは物価の上昇だ。

金利が上昇すると、資金は株式市場から債券市場へと動きやすくなる。もし大幅に金利が上昇して大量の資金が移動すれば、株価は下がる。バブルも破れるだろう。いまアメリカではバイデン政権による積極財政政策で国債が増発されるという予想から、長期金利が1.3%にまで上昇。その心配が出始めている。しかし、この心配は、もしFRBが大量の国債を買い入れれば解消するだろう。

物価が上昇すると、FRBはインフレを阻止するために金融政策を引き締めに転換せざるをえない。つまり長らく続いた金融緩和政策は終わり、逆に資金は中央銀行に引き揚げられる。株式バブルを育んできたカネ余りの源泉が、閉じられてしまうことになる。これは株式市場にとっては致命的。新型バブルも破裂することになる。

                     (続きは明日)

       ≪17日の日経平均 = 下げ -175.56円≫

       ≪18日の日経平均は? 予想 = 上げ≫ 
         

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