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経済なんでも研究会
‟悪玉”になった 円安の正体
2021-10-26-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 原油高と結びついてスタグフレーション = 円相場の下落が止まらない。対ドル相場は、ことし1月には103円台だったものが、先週は114円台にまで下落した。アメリカの金利が上昇し、ドルが買われたためと解説されている。ところが世界中の通貨を対象に算出した実効為替レートだと、円相場の下落はもっと著しい。日銀の試算によると、1972年以来の安値だという。これは日本経済に対する評価が低下したため、と考えるしかない。

かつては円安になると、株価が上がった。輸出関連企業の取引条件が改善し、利益が増大したからである。つまり円安は、長い間‟善玉”と目されてきた。ところが最近は、様相が変わってきた。いまでも輸出関連企業にとっては‟善玉”だが、日本経済における輸出の比重が小さくなっている。このため輸入品の価格を押し上げてしまうという、円安の‟悪玉”性が目立ってきたわけだ。

しかも原油価格の高騰が、これに重なった。ガソリン価格や電気料金には、原油やLNG(液化天然ガス)の国際価格上昇に加えて、円安による価格上昇が含まれる。企業や家計の負担は、急に重くなった。原油と関係のない食料や原材料の輸入価格も、円安のために上昇している。8月の輸入物価は、前年比29.2%の上昇だった。

FRBは11月に、金融緩和政策の縮小を開始する予定。すると日米の金利差はさらに拡大し、円安の要因は強まるだろう。また原油価格の高止まりも続きそうだから、日本の物価は上がる。こうして日本経済は、スタグフレーション(物価高と不況の共存)に陥る危険性が増大して行く。したがって、円安はまだ進行する可能性が大きい。

        ≪25日の日経平均 = 下げ -204.44円≫

        ≪26日の日経平均は? 予想 = 上げ



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