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経済なんでも研究会
どうする? 1兆ドルの外貨準備
2008-03-11-Tue  CATEGORY: 政治・経済
財務省の発表によると、日本の外貨準備高は2月末で1兆0079億8100万ドルとなった。現在の円相場で換算すると、およそ102兆円。いま国会で審議中の08年度の一般会計予算規模83兆円を、かなり上回る膨大な金額だ。世界のなかでも、中国に次いで第2位。だがドル安が続くと、目減りしてしまう心配が出てきた。

日本の外貨準備高は、03年から04年にかけて円高を抑えるために実施した円売り・ドル買い介入で急増した。このときの介入額は35兆円。その後は運用による利子収入で増えている。運用先は9割以上がアメリカ国債だ。したがってドル相場が下落すると、評価損が発生してしまう。たとえば1円の円高で約8000万円もの損失。過去1年間で約13兆円の評価損が出た。

そこで当然、アメリカ国債を減らして、ユーロ債などを増やしたらどうだという意見も出てくる。しかし日本がそうすると、アメリカ国債は値下がり、ドルは下落する。すると日本の評価損はもっと大きくなってしまう危険がある。だから財務省は「安全と流動性が第一。運用方針を変える気はない」と言っている。

そんななかで、自民党の一部議員たちが「運用益だけでも切り離して、もっと利回りのいい投資に向けたらどうか」と主張し始めた。現在のままでも、年に3兆円ほどの運用益が見込める。それを原資として、日本もいま流行の政府系ファンドを作ったらいいという提案だ。外貨準備の運用に関しては一考に価する提案だと思うが、その前に政府系ファンド創設の議論が必要になってくるだろう。

    ≪10日の日経平均 = 下げ -250.67円≫

    ≪11日の日経平均は? 予想 = 下げ

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