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経済なんでも研究会
アメリカ経済は、スタグフレーション入り (上)
2008-03-12-Wed  CATEGORY: 政治・経済
アメリカ経済は、完全にスタグフレーション状態に陥った。スタグフレーションというのは、不況と物価高が併存する状態である。まず実質経済成長率は昨年10-12月期に、年率換算で0.6%にまで落ち込んだ。今1-3月期は、ゼロあるいはマイナス成長になる可能性がきわめて高い。次に1月の物価は、卸売物価が前月比で1.0%上昇、消費者物価も0.4%上がった。消費者物価の前年比上昇率は4.3%に達している。

諸悪の根源になったのは、サブプライムと呼ばれる低所得者向けの住宅ローン。全住宅ローンの13%を占めているが、状況は一向に改善していない。10-12月期の差し押さえ物件は、全体の8.65%。延滞比率は17.31%にのぼっている。ことしに入ってから、これらの比率はむしろ増えているようだ。このサブプライム・ローンで、全世界の金融機関は2000億ドルの損失。その半分がアメリカの金融機関だと財務省が発表した。

当然ながら、まず住宅産業が直撃された。最近の数字をみても、1月の新築住宅販売件数は前年比33.9%の減少。10-12月期の住宅価格は前年比で、たとえばカリフォルニア州では6.6%、フロリダ州では4.6%の値下がりとなった。住宅価格の下落は、金融機関の経営と消費者の支出行動に重大な影響を与える。

金融機関は住宅ローンの担保割れが拡大し、不良債権が増大する。サブプライムばかりでなく、優良だったはずのローンまでが不良債権になってしまう。金融機関は自己資本比率を下げまいとして、貸し渋る。これが経済にまた悪影響を与えてしまう。アメリカの消費者は住宅の値上がりを前提に、借金する人が多い。それが値下がりすると、借金を返せなくなったり、支出を抑制せざるをえなくなる。これも経済にはマイナス効果を与えてしまう。

                                    (続きは明日)

    ≪11日の日経平均 = 上げ +126.15円≫

    ≪12日の日経平均は? 予想 = 上げ

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