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経済なんでも研究会
アメリカ経済は、スタグフレーション入り (下)
2008-03-13-Thu  CATEGORY: 政治・経済
主要な景気指標の動きをみると、生産は横ばいだが、雇用は大きく悪化した。1月の鉱工業生産は前月比0.1%の増加。建設部門が1.1%減少したのに対して、燃料関係が2.2%増加した。アメリカでは景気に最も敏感な指標として重視されるのが、農業を除いた就業者の人数。2月はこの就業者数が前月比で6万3000人の減少となり、増加を予想していたエコノミストたちを驚かせた。

その一方、消費関連の数字はそれほど悪くなっていない。2月は新車販売台数こそ前年比6.3%の減少となったが、小売り販売高は前年比1.9%の増加。1月の個人消費支出も前月比で0.4%増えている。この現象は、5月に実行される減税の先取り。先行きの物価高を見越した買い急ぎ。あるいは物価上昇の反映・・・いろいろ解釈することができる。

02年4-6月期から増益を続けてきた企業業績も、急降下している。トムソン・フィナンシャル社の調査によると、主要企業の純利益は10-12月期に20%の大幅減益となった。こうした状況で頼みの綱は個人消費。だが住宅や株価の値下がりで、10-12月期に家計資産は5300億ドルも減少してしまった。したがって、あまり期待は持てそうにない。

アメリカの場合、景気後退(Recession)の定義は、2四半期にわたって実質成長率がマイナスを記録することと決められている。だから1-3月期に続いて4-6月期もマイナス成長になれば、景気後退ということになる。その可能性はかなり大きいが、まだそうと極め付けるのは早い。一方、スタグフレーションは不況とインフレの同時進行状態を指す。原油高とドル安でアメリカの物価には、さらに上昇圧力が増すだろう。ブッシュ大統領の「経済は困難な時期に」という言葉は、その象徴である。

    ≪12日の日経平均 = 上げ +202.85円≫

    ≪13日の日経平均は? 予想 = 下げ

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