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経済なんでも研究会
緩和縮小+南ア変異株 ⇒ 株安+混迷
2021-11-30-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 難しくなった方程式 = 「南アフリカでワクチンの効き目を鈍らせる新種のコロナ変異株が発見された」というニュースに、株式市場は異常に強く反応した。このニュースが流れた先週26日、まず日経平均が750円近く急落。アジア、ヨーロッパ市場に続いて、ニューヨーク市場のダウ平均も900ドル以上の下落となった。各国経済の正常化がさらに遅れることを心配したわけだが、それにしても反応は強すぎた。

コロナ再拡大の勢いは、すでに市場心理には重しとなっていた。アメリカの感染者数は11月に入ってから加速、ニューヨーク州では非常事態宣言が発令された。ヨーロッパ諸国でも感染は急拡大、各国とも都市封鎖や行動制限の強化に追われている。そんなところへ、さらに強力なウイルスが出現したためにショックは大きくなった。

もう1つ、市場はFRBによる金融緩和政策の縮小が早まるかどうかを気にしていた。物価と金利の上昇が続けば、FRBは来年前半にも金利の引き上げに踏み切るかもしれない。その心配にコロナへの警戒が重なって、株価は大幅に下げた。緩和縮小+南ア変異株⇒株安である。だが今回の南ア変異株騒動は、市場がこれまで作り上げてきた方程式も分解してしまった。

一時は1.7%に接近していたアメリカの長期金利は、1.3%台まで低下した。原油の国際価格は一気に10%以上も下落した。ドルが売られた結果、円相場は上昇した。これでアメリカの景気見通し、FRBの政策予想に関するこれまでの思考方法は、全く通用しなくなってしまった。緩和縮小+南ア変異株⇒株安+混迷となったわけである。

        ≪29日の日経平均 = 下げ -467.70円≫

        ≪30日の日経平均は? 予想 = 上げ



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