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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- スタグフレーションの話 (4)
2008-03-22-Sat  CATEGORY: 政治・経済
4)世界的な広がり = アメリカ経済はすでにスタグフレーション、つまり不況とインフレとが同時に進行する状態に陥った。ヨーロッパ諸国や日本、それにアジアの新興国は、まだその状態には至っていない。だが流れとしては、いずれもスタグフレーションの方向に進んでいるように思われる。

まずユーロ圏のGDP(国内総生産)は、昨年10-12月期が1.5%の増加だった。07年を通しての2.6%、また7-9月期の3.0%増加に比べると、明らかに鈍化の傾向を示している。その半面で消費者物価は07年全体が2.1%上昇だったのに対して、ことしの1月は3.2%、2月は3.3%と上昇気味だ。金融当局は景気の下降よりもインフレを心配して、金利を下げていない。この点、金利を急激に下げ続けているアメリカとは好対照だ。

中国とインドの政策当局も、インフレ対策に力を入れている。中国の消費者物価は、2月に前年比8.7%まで上昇してきた。インドの卸売り物価も5%を超えている。両国とも金利を引き上げ、金融政策は引き締め気味。この効果もあって、中国では2ケタだった成長率が8%程度に。インドの個人消費も大幅に減少している。しかし、もともとの成長率が高いだけに、まだスタグフレーションからは遠い状態だ。

日本のGDPは昨年10-12月期が3.5%増。しかし1-3月期はゼロ前後に落ち込む公算が大きい。その一方で、企業物価は2月に前年比3.4%増。消費者物価も1月は0.8%増となった。こうして見てくると、日本はアメリカに次いで、スタグフレーション度が高いと言えるのかもしれない。

                               (続きは来週サタデー)

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