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経済なんでも研究会
‟円安”が教える 危険信号 (下)
2022-03-16-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 三流国への道? = 円相場の下落は、米ドルに対してだけではない。BIS(国際決済銀行)が2月に発表した各国通貨の実質実効レートによると、日本円の実効レートは50年ぶりの低水準に落ち込んだ。実効レートというのは、貿易相手国の通貨に対する相場を加重平均した数値。つまり最近の日本円は、かなり多くの通貨に対して下落していることを示している。その原因は、どこにあるのか。

最大の原因は、日本の貿易収支が大赤字を続けていること。財務省が発表した1月の貿易統計をみると、赤字は2兆2000億円。原油などの急騰で、鉱物性燃料の輸入額が前年比83%も増えたことが響いている。貿易収支の赤字は昨年8月から続いており、この6か月間の赤字総額は5兆1000億円に達した。もちろん日本は十分な外貨準備を保有しているから、支払いに困るようなことはない。

だが巨額の貿易赤字は、国内の購買力がそれだけ海外に流出したことを意味する。しかもエネルギーや資源の値上がりは、今後も続きそうだ。すると日本の景気は、なかなか上向かないだろう。要するに「日本はエネルギー危機に最も弱い国」だと、世界中の人が感じ始めた。だから有事でも、日本円は買われなくなった。

そんな日本なのに、肝要なエネルギー対策を確立できない。さらに政府の政策には対症療法的なものが多く、将来を見据えた成長戦略に乏しい。したがって、日本はしだいに国力を落として行く--世界的なインフレとウクライナ戦争のなかで、日本円の相場が下落する。そのことは、ある種の警告だと捉えた方がいい。

       ≪15日の日経平均 = 上げ +38.63円≫

       ≪16日の日経平均は? 予想 = 上げ


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