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経済なんでも研究会
‟いい子”を集めて クラス替え : 東証
2022-04-08-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 中途半端でインパクトなし = 東京証券取引所の新しい市場区分が、今週初めからスタートした。これまでの「第1部」「第2部」「ジャスダック」「マザーズ」の4市場が、「プライム」「スタンダード」「グロース」の3市場に改編されている。このうちのプライム市場に優秀な企業を集め、市場の価値を上げることが目的。ところが関係者の評判は、あまり良くない。大方の感触は「なんにも変わりがない」だった。

東証が光り輝いていたのは、バブル末期の1980年代。89年には、第1部上場企業の時価総額が590兆円に。ニューヨーク市場を抜いて世界一になった。しかし、そこからは転落の一途。2011年末の時価総額は251兆円にまで落ち込み、上海市場にも抜かれて世界第5位に。そこで東証は新興企業も招致しようと、上場の条件を甘くした。このため第1部の企業は、この3月末で2176社に及んでいる。

こんどは逆に、優良企業に絞ろうという戦略だった。ところがふたを開けてみると、プライム市場の上場企業は1839社にも達している。せっかく厳しい上場基準を作ったのに、‟経過措置”と称して基準に満たない企業の上場を認めてしまったからだ。表現は悪いかもしれないが、‟裏口入学”させたわけである。結局、第1部に比べてプライムの上場企業数は337社しか減らなかった。

この結果が「なんにも変らない」感想に繋がったのだろう。逆に基準をもっと厳しくして、プライムの上場企業を1000社ぐらいに絞ったらインパクトはずっと強まったはずだ。多くの企業が条件を満たそうと、努力するようになったに違いない。こうした改革の初心を忘れた東証は、自ら飛躍するチャンスの芽を摘み取ってしまった。

        ≪7日の日経平均 = 下げ -461.73円≫

        ≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ


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