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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- スタグフレーションの話 (5)
2008-03-29-Sat  CATEGORY: 政治・経済
5)新しい現象 = むかしの不況は、需要と供給のバランスが崩れることから発生した。農業が経済の中心だった時代でも、天候のぐあいで作物が採れすぎると供給が過剰になって価格が下落。結果的に不況になった。産業革命後も、工業製品に対する需要が過少になると経済は低迷した。いずれにしても、供給に比べて需要の少ないことが不況の原因になっている。

したがって不況を克服するための政策は、需要を増大させることに尽きた。金融を緩和し、財政支出を増大させる。これによって需要を刺激したり、新たな需要を作り出せば不況から脱出できる--というのが、従来の経済理論だった。なかでも財政の出動で、需要不足を埋めることができるというケインズ理論が有名である。

一方、インフレは供給が縮小したり、需要が過大になったときに発生した。干ばつで作物の供給が不足すると、値段が上がる。工業製品に対する需要が過大になると、物価は上昇した。つまり不況とは全く反対に、供給に比べて需要の多すぎることがインフレの原因になっている。政策の対応は不況対策とは逆に、金融を引き締め、財政支出を絞ることになる。

需要が過少だと不況、過大だとインフレになりやすい。その両方が同時に起ることはありえないから、不況とインフレが共存することは考えられなかった。ところが1960年代の後半から、両者の同時進行が現実に起ってしまった。この新しい現象は、どうして生じたのだろうか。

                            (続きは来週サタデー)

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