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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- スタグフレーションの話 (7)
2008-04-12-Sat  CATEGORY: 政治・経済
7)政策のジレンマ = スタグフレーションに効く薬は、まだ見当たらない。なにしろ不況から脱出しようとして財政・金融面から刺激策をとれば、インフレが嵩じてしまう。インフレを抑制するために引き締め政策を実行すれば、景気が悪化する。不況とインフレの両方に効果のある政策は、理論的に言っても存在しないのかもしれない。

70年代のヨーロッパでは、賃金の伸びを抑えるために所得に上限を設ける政策が導入された。同時に総需要の管理や競争を促進する政策も実施された。またアメリカでは財政で景気を刺激する一方、金融を締めて物価を抑制する試みも行なわれた。しかし、いずれも顕著な効果をあげたという検証はなされていない。

現在の物価高は、投機資金による原油などの国際価格高騰に原因がある。ところが不況対策として政策金利を引き下げると、投機に使われる資金コストが下がり、投機を勢いづかせる危険性が生じてしまう。さらに物価の上昇は個人消費を抑える方向に働くので、不況をいっそう悪化させかねない。

こうしたジレンマの状態には、為替相場も関係してくる。景気の下降や金利水準の低下は、為替相場を下落させる。相場の下落は輸出条件を改善するが、輸入物価は上がってしまう。金利を上げれば為替相場は上昇に向かうが、景気の回復は阻害される。ここでも政策は全くジレンマに陥るわけだ。現在のアメリカは、このジレンマに悩んでいる。

                             (続きは来週サタデー)

    ≪11日の日経平均 = 上げ +378.43円≫

    【今週の日経平均予想 = 2勝3敗】

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