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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- スタグフレーションの話 (9)
2008-04-26-Sat  CATEGORY: 政治・経済
9)ある試案 = スタグフレーションについての、経済学的な定義はまだない。インフレと不況の同時進行を意味しているが、インフレの定義も不況の定義も、ある意味ではきわめて曖昧だ。物価がどのくらい上がればインフレなのか。GDP(国内総生産)成長率が少しでもプラスなら、不況ではないのか。

国によっても、受け取り方はかなり異なるようだ。いまアメリカもヨーロッパ諸国も、あるいは中国やインドでさえも、成長率の低下と物価上昇という経済現象に直面している。だがアメリカやイギリスが明らかに不況対策を重視しているのに対して、EU(ヨーロッパ連合)や中国はインフレ対策に重点を置いている。

かつてアメリカのCEA(大統領経済諮問委員会)の委員長を務めたアーサー・オークン博士は「物価上昇率+失業率」の数値を、「経済不快指数」と名付けたことがあった。当時はまだスタグフレーションという言葉は生まれていなかったが、かなり近い考え方だと言えるだろう。

そこで最近時点での経済不快指数を計算してみると、アメリカは9.1、EUは11.3、日本は5.1になった。だが国によって不快の許容度が異なるから、国際的な比較はあまり意味がない。それよりは日本の場合、不快指数は1年前より0.8ポイント上昇している。この上昇をできるだけ抑えること。たとえば7を超えないことを、政策目標にしたらどうだろうか。

                       (スタグフレーションの話 は終わり)

    ≪25日の日経平均 = 上げ +322.60円≫

    【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】

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