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経済なんでも研究会
異常な原油高 : ひとつの読み方 (Ⅰ) 
2008-06-03-Tue  CATEGORY: 政治・経済
☆主犯格は投機資金 = 原油の先物相場が、1バレル=135ドルに到達した。年初の1月2日に100ドルの大台乗せ。5月5日に120ドル、そして21日には135ドルへ。異常な高騰としか言いようがない。金も1トロイオンス=1000ドルの時代。とうもろこしや小麦などの穀物相場も急上昇している。世界銀行によると、世界の食品価格は過去3年間で83%上がった。

原油や希少金属、穀物の高騰は、生活物資を含む幅広い分野で物価の上昇を惹き起こしている。最近時点の消費者物価上昇率をみると、アメリカが4.0%、ユーロ圏は3.3%。中国は8.3%、ロシア13.1%、サウジアラビアでも9.6%だ。途上国の一部では、深刻な社会不安さえ起こし始めている。先進国、新興国、途上国を問わず、インフレの影が濃厚になってきた。

1970年代の石油ショック時とは、様相が違う。当時はOPEC(石油輸出国機構)の強制的な出荷制限で、実際に供給が大幅に不足した。今回は中国などの需要増加で需給にタイト感はあるものの、供給に量的な不足はない。にもかかわらず市場価格が異常に高騰しているのは、投機資金の流入によるものと断定していい。

原油や金や穀物。その共通点は、価格が上がってもすぐに供給を増やしにくい。需要が大きく減ることもない。しかもドル建ての市場。投機資金の狙い目は、ここにある。経済産業省がまとめたエネルギー白書も、需給によって形成される原油の価格は50-60ドル程度と試算している。残りの75-85ドルは、投機による押上げ分ということになる。

                                     (続きは明日)

    ≪2日の日経平均 = 上げ +101.60円≫

    ≪3日の日経平均は? 予想 = 下げ

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