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経済なんでも研究会
サンデー実験室 = 孫に聞かせる経済の話
2008-07-13-Sun  CATEGORY: 政治・経済
第11章 インフレって、なんだろう? ②

きょうは、とっても恐ろしい話ですよ。ある晩、一人のおじいさんが、リュックサックにおカネをいっぱい詰め込んでいました。「激しいインフレだけれども、これだけのおカネがあれば食べ物をいっぱい買えるだろう」--こう考えたおじいさんは、あくる日マーケットに出かけて腰を抜かしてしまいました。数え切れないほどのお札で、なんとパンが2個とじゃがいも3個しか買えなかったのです。

パンやじゃがいもの値段は、一晩のうちに数千倍も上がってしまったのでした。この話は本当にあったことです。1923年のドイツ。第一次世界大戦で負けたドイツはこの年、信じられないほどのインフレに見舞われました。戦争前に比べると、物価は1兆2600億倍にも上昇したのです。23年だけの記録をみても、1月には250マルクだったパンの値段が、12月には3990億マルクに跳ね上がっています。

物価は1時間ごとに何倍にもなり、人びとは価値のなくなった紙幣(お札)をストーブで燃やしたり、ハナをかんだりしたそうです。生活に必要なモノを手に入れるためには、モノとモノを交換するしかありませんでした。これは世界の歴史のなかでも、いちばん激しかったインフレの実例です。ところで、現在の世界で最もインフレの激しい国は、アフリカ南部にあるジンバブエ共和国。最近の物価上昇率は、1年間で10万%に達しています。

むかしのドイツにしても、いまのジンバブエにしても、ある日突然インフレになったわけではありません。最初は少しずつ物価が上がり、それを放っておくとインフレはどんどん激しくなってしまう性質を持っています。ですから先週、北海道の洞爺湖(とうやこ)で行なわれたサミット(首脳会議)でも、世界のリーダーたちは「インフレに気をつけよう」ということで意見が一致しました。

                             (続きは来週日曜日)

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