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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 金(きん)の研究 ⑫
2008-07-19-Sat  CATEGORY: 政治・経済
12)ジパング伝説の復活? = 多くの電気機器には、少量ながら金が使用されている。日本は電気機器の普及率が高い。そこに目を付けて、国内に蓄積され、やがてはリサイクルの対象になる金属の量を算定したのが、物質・材料研究機構という政府の研究機関。それによると、金の総量は6800トン。世界埋蔵量の約16%にも匹敵することが判明した。

たとえば携帯電話は1台につき、約6.8ミリグラムの金が使われている。逆算すると、1キログラムの金を回収するには約15万台の携帯電話が必要だ。その重さは、ざっと17トン。金鉱山では1キロの金を取り出すのに約1000トンの鉱石を掘り出す必要があるから、携帯電話の方がはるかに割りがいい。ただ携帯電話に限らず、テレビやクーラーなどの電気機器を集めるのにはコストがかかる。

それでも金の国際価格が上昇すれば、“都市鉱山”の開発も採算ベースに乗ってくる。なにしろ物質・材料研究機構によれば、日本の“都市金鉱”は世界一の埋蔵量だ。全世界の消費量の2.7年分を賄える計算だという。ただ現在の問題は、スクラップ化された電気機器がそのまま輸出されてしまうこと。

その弊害を是正しようと、いくつかの自治体では電気機器のリサイクル方法を見直し始めた。また民間企業も、電気機器から貴金属を回収するビジネスを立ち上げている。金をはじめとする貴金属の国際価格がさらに上昇し、こうしたリサイクル・ビジネスが軌道に乗れば、あのマルコ・ポーロやコロンブスが憧れた黄金の国“ジパング”の復活となるかもしれない。

                                (続きは来週サタデー)

    ≪18日の日経平均 = 下げ -84.25円≫

    【今週の日経平均予想 = 2勝3敗】 

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