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経済なんでも研究会
無責任きわまる 経済財政白書
2008-07-25-Fri  CATEGORY: 政治・経済
大田弘子経済財政相が、22日の閣議に提出した08年度の経済財政白書。そのほとんどが日本経済の現状分析に費やされており、将来展望や建設的な提言は全くなし。政府の経済政策に対する評価や反省も見当たらない。こんな無責任きわまる経済白書も、珍しいのではないだろうか。

白書はまず、アメリカの景気減速と原油価格の高騰によって、現在の日本経済は「試練のときを迎えている」と指摘。その裏付けとして、02年に始まった今回の景気拡大はその6割が輸出増加に支えられたこと。また原油高によって、07年度には名目GDP(国内総生産)の0.5%に相当する所得が、海外へ流出したと解説している。

ところが直面する試練を乗り切るためには、企業と家計がもっとリスクの大きい投資をすべきだと提言しただけ。言うなれば民間任せで、政府は知らん顔。またリスク投資を増やせと言っても、たとえば原油市場に流れる投機資金の4割が日本から出ている事実。あるいは低すぎる預金金利との関係など、やっかいな問題には目をつぶってしまった。経財相があれほど固執していたデフレについても、言及なし。

その一方で、賃金が伸び悩んでいるため、原材料価格の上昇が一般物価を押し上げてインフレになる可能性は小さいと予想している。この点でも、白書は賃金の伸び悩みを歓迎しているのか。また経済の現状は「試練」と言うほど厳しくはないのか、といった疑問が生じる。とにかくデータをつなぎ合わせただけ。学生でも書ける論文のような白書である。

    ≪24日の日経平均 = 上げ +290.38円≫

    ≪25日の日経平均は? 予想 = 下げ

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