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経済なんでも研究会
NY市場の 難解なパズル (下)
2008-08-13-Wed  CATEGORY: 政治・経済
原油価格の下落が株高をもたらす理屈は、わりと判りやすい。原油が値下がりすると、インフレの危険が縮小する。したがって、政策金利の引き上げも遠退く。また企業業績や個人消費に対する悪影響が、明らかに軽減する。つまり実体経済にとっては、かなり大きなプラス要因になることは間違いない。だから株価は上がる。

だがアメリカ経済の苦境は、原油高だけが原因ではない。むしろサブプライム問題に端を発した住宅不況の方が、ずっと深刻だ。この住宅不況は、原油が安くなったからといって好転する性格のものではない。すると商品市場から移動した資金によって上昇する株価と実体経済の間にはギャップガ生じ、すぐにツジツマが合わなくなってしまうだろう。

もし住宅不況がさらに悪化すれば、ギャップはいっそう大きくなる。そのとき「原油高=ドル安・株安」から「原油安=ドル高・株高」に変化した市場の流れは、再び逆転する可能性を秘めている。ただ株安・ドル安が、そのまま原油高につながるかどうかは不透明だ。

需給面から見た原油の合理的な価格は1バレル=75ドル程度だといわれる。だとすれば、原油の市場価格はまだ下がるかもしれない。そのうえアメリカの実体経済が仮に好転の兆しを見せれば、ドル高・株高も持続する余地がある。しかし景気が回復してガソリンの消費が伸びたら・・・。やはりニューヨークの3市場に関するパズルは解きにくい。

    ≪12日の日経平均 = 下げ -127.31円≫

    ≪13日の日経平均は? 予想 = 下げ

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