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経済なんでも研究会
ケインズ の 復活 (下)
2008-11-14-Fri  CATEGORY: 政治・経済
規制緩和と金融の自由化を追求するシカゴ学派は、当然ながら「小さい政府」を標榜する。一方のケインズ主義は「大きい政府」支持である。したがって、その思想は水と油。目指す方角は180度ちがっている。だが現実に未曾有の金融危機と世界同時不況が起ってしまったいま、その解決は最大の経済的能力を持つ政府に頼らざるをえない。

ただ日本の経験からみても、かつてのようなケインズ的手法が効果を発揮するかどうかについては、疑問があることも確かだ。道路や新幹線、あるいは工業団地やダムを建設しても、景気の浮揚効果はいちじるしく小さくなっている。というのもケインズの言う乗数効果、つまり費用対効果がきわめて悪くなってしまったからだ。

また減税をしても、その恩恵の大部分が貯蓄や借金の返済に回ってしまう。これでは景気を押し上げる力にはならない。かつてのように社会的インフラが極端に不足し、国民の購買力もきわめて低かった時代と現在とでは、財政支出の需要創出効果はまるで違ってきている。

そこでケインズ的手法も、視点を変えて導入する必要がある。その視点とは、今後5年のうちに必ず必要となる投資の先取り。たとえば老朽化した首都高速道路の徹底的な修復。全国の学校の耐震化と太陽エネルギーによる自家発電。病院や介護施設の拡充。歩行者・自転車道路の整備・・・。結果として早めにやっておいてよかったと言える事業にだけ、財政資金を集中する。これならケインズも復活するだろう。

    ≪13日の日経平均 = 下げ -456.87円≫

    ≪14日の日経平均は? 予想 =上げ

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