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経済なんでも研究会
根が深いドラマ : AIG巨額報酬事件 (下)
2009-03-27-Fri  CATEGORY: 政治・経済
第Ⅷ幕:大きくても潰せるように 本業の生損保から逸脱して、金融取引に対する保険商品CDSを4000億ドルも売りまくり、昨年は992億ドルの赤字を出したAIG。大きすぎて潰せないために、政府が巨額の支援。その支援金から巨額のボーナスを支給。こうした事態を受けて、アメリカ政府は「大きすぎても潰せるような制度」作りに乗り出そうとしている。

第Ⅸ幕:行き着く先は? 無茶苦茶な経営で大赤字を出し、税金で救済されながら巨額のボーナス。庶民感情としては「けしからん話」となるが、そこは契約を重んじるアメリカ。政府が特定の民間契約を無効にできるのか。オバマ政府も訴訟は避けたいところ。圧力をかけて、支給したボーナスを3分の2ほど取り戻せれば、結局“和解”するのでは?

第Ⅹ幕:財源確保にも暗雲 政府はAIGへの救済資金を、総額7000億ドルの金融安定化対策から支出した。ところが不良債権の買い上げが本格的に進むと、この財源が不足することは明らかだ。そこで議会に増額を要請する必要が出てくるが、今回のボーナス問題で議会の抵抗が強まることは必至の情勢。まもなく発表されるGMとクライスラーに対する援助の可否にも、大きな影響を与えそうだ。

エピローグ 今回のボーナス騒動を踏まえて、オバマ政府はノンバンクの監督と破綻処理の制度作りを急ぐだろう。また金融機関の報酬制度、ヘッジファンドを含む金融市場の監視強化にも力を入れる。逆に規制が行き過ぎたという反省から、銀行の自己資本規制や時価会計制度の修正も打ち出すにちがいない。こうみてくると、AIGのボーナス劇は早々に日本にも火の粉が飛んでくる公算が大きい。

    ≪26日の日経平均 = 上げ +156.34円≫

    ≪27日の日経平均は? 予想 = 上げ≫ 

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