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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 悪夢の自動車産業 ⑫
2009-04-25-Sat  CATEGORY: 政治・経済
12)勝敗のカギは電池 = いま世界の自動車産業を振動させている大嵐は、単に不況による需要の減退だけから発生したものではない。同時に100年の歴史を持つ自動車業界を根底から揺さぶり、質的な大転換を促す破壊力をも持ち合わせている。やがて景気は回復しても、この転換に乗り遅れたメーカーは生き残れないだろう。

すでに国際モーターショーの主役はスピードや豪華さを誇る車ではなく、燃費のいいハイブリッド車などに代わっている。各国政府も環境対応車の普及に力を入れ始め、アメリカも11年までに燃費規制を8%強化することを決定した。JPモルガン社の予測によると、ハイブリッド車の世界市場規模は18年に962万台。現在の20倍近くに成長する。

電気自動車であれハイブリッド車であれ、カギを握るのは電池。その高性能化とコストダウンに成功したメーカーが世界の主導権を握ることになるだろう。ただ質的な大転換には、大きな痛みも伴う。たとえば電気自動車の生産に転換すると、3万点の部品のうち1万点は全く新しい部品に変わる。部品メーカーにも、大波が押し寄せるわけだ。

自動車業界にとって、もう1つ気がかりなのは若者の自動車離れ現象。日本では、この傾向が04年ごろから顕著になった。この問題に関するいくつかの調査結果をみても、20歳代の若者の約3割が「自動車に興味を持たない」と回答している。原因は収入の伸び悩み、負担の大きい税金や燃料代や駐車場料金、飲酒運転などに対する取締りの強化など。しかし、もっと本質的な価値観の変化が密かに進行しているのかもしれない。

                      (悪夢の自動車産業 は終わり)

    ≪24日の日経平均 = 下げ -139.02円≫

    【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】 

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