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経済なんでも研究会
企業物価の下落 = の読み方
2009-04-16-Thu  CATEGORY: 政治・経済
日銀の集計によると、3月の国内企業物価は前年比で2.2%下落した。この下げ幅は6年10か月ぶりの大きさである。不況による需要の減退が原因。品目別にみると、鉄鋼や鉄くずなどの下落が大きい。その半面、非鉄金属や化学製品は上昇。また原材料価格は、前月よりも下げ幅を縮小した。

企業物価というのは、企業同士が出荷や卸売りの段階でやりとりするモノの価格。むかし風に言えば、卸売り物価である。したがって、この企業物価の下落は消費者物価に波及しやすい。物価の下落は、消費者にとっては朗報だ。しかし企業にとっては利ざやの縮小につながり、歓迎されない。だから今回の企業物価の大幅下落についても、デフレ警戒論が頭を持ち上げている。

だが逆の考え方もできる。たとえば、いま仮に物価が急上昇したらどうだろう。それこそ大不況と物価急騰のはざまで、日本経済は身動きが取れなくなってしまうだろう。物価の下落は、消費の刺激にもなる。また企業にとっても、仕入れコストの引き下げにつながるし、輸出競争力も強まるにちがいない。

現在の物価下落は、不況による需要不足の結果であることに間違いはない。だから不況を克服して物価の下落を防ごうという考え方は正しいが、物価下落は悪だと決め付けるのはどんなものか。むしろ物価の下落には、景気を回復させる効用もある。デフレは不況の結果であり、それ自体を敵視するのはおかしい。

    ≪15日の日経平均 = 下げ -99.72円≫

    ≪16日の日経平均は? 予想 = 上げ

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