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経済なんでも研究会
奇妙な 米大手銀行の黒字決算 (下)
2009-05-08-Fri  CATEGORY: 政治・経済
銀行も一般企業と同様に、社債を発行して資金を調達している。この社債は、銀行にとっては債務となる。銀行の経営内容が悪くなると、当然ながら社債の相場は下落する。その相場の下落を債務の減少と考えて、決算のときに債務を減額してしまう。その結果、最終損益は改善されることになる。これが負債評価益だ。

経営内容が悪くても、銀行は満期がくれば社債を額面で償還しなければならない。にもかかわらず、途中で相場が下がると評価益が生まれる。この点だけに限ってみれば、銀行は不調な方が利益を出せる。こんな不可解な経理処理が、アメリカでは認められているわけだ。

たとえば今回の1-3月期決算で、シティは27億ドル、バンク・オブ・アメリカは22億ドルの負債評価益を計上した。シティの黒字額は16億ドル弱だから、この評価益がなければ赤字決算になったはず。バンク・オブ・アメリカの利益も半分になってしまう。

銀行が保有する他社の債券や株式は、その時点の相場で評価する。この時価評価制度の一環として、自社の社債についても減損を認めるという理屈。しかし、どう考えても納得しにくい制度であることに変わりはない。幸いなことに、日本では負債評価益は認められていない。

    ≪7日の日経平均 = 上げ +408.33円≫

    ≪8日の日経平均は? 予想 = 下げ

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